「そうか、翼にまかせればいいのか。」




その孤高のハヤブサがDEATH WALL(この世の終わり)とよばれる切り立った峰

に挑みはじめてからすでにひとつの春と夏が過ぎた。 

12年に一度の伝説の風「竜の頭ドラゴンヘッド」

が吹くその日が間近に迫っていた。

 

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